ヤマハ発動機は、6年ぶりにフルモデルチェンジする『FZ6-S“Fazer”』と『FZ6-N“FZ6”』にCFアルミダイキャスト技術を採用する。この技術は同社がコスト、環境、高機能を両立できるアルミ技術として独自に開発したもの。
ヤマハ発動機は、CFアルミ製ダイキャストフレームを搭載する2004年欧州向けニューモデル『FZ6-S“Fazer”』とネイキッドタイプの『FZ6-N“FZ6”』を発表した。現行『FZS600Fazer』の後継モデルで、6年ぶりのフルモデルチェンジとなる。
ヤマハ発動機は1日、国内の汎用エンジン製造を中国に全面移管する、と発表した。2輪車用エンジンの製造を行う現地出資会社と共同で新合弁会社を設立し、2004年秋から、初年度3万台、5年後の08年度には約40万台を生産する。中国で高品質かつ低コストの生産体制を整え、中国国内および海外に出荷する。
ヤマハ発動機は、2輪車業界で初めて、ホイール用鉛製バランサーを今年10月までに全廃する見通しになった、と発表した。鉄や錫といった代替材料による部品を開発し、順次採用機種を拡大してきた。
ヤマハ発動機は17日、世界で初めて試作した燃料電池スクーターの燃料電池スタックについて、バッテリー大手のYUASAと共同開発を進めていることを明らかにした。今年度中にも始める予定の公道試験などを通じ、両社で技術改良に取り組む。
ヤマハ発動機は、50ccスポーツスクーター『ジョグCV50ZR』とファッションスクーターの『ビーノYJ50R』に特別カラーを設定した台数限定モデルを8月22日から発売する。
ホンダなどベトナムで2輪車を生産しているメーカー3社への2003年の生産上限枠が決まった。ベトナムの計画投資省が各社に伝達したもので、ホンダは45万台、ヤマハ発動機は18万台、スズキは10万台となっている。
ヤマハ発動機は、2輪車の環境性能向上などを図るため、2007年までにすべての車種にEFI(電子制御燃料噴射装置)の搭載を実現する方針を決めた。現在、小型車への採用は昨年9月に発売した125ccスクーターまでとなっているが、目標年までに50ccの原付クラスまで展開する。
ヤマハ発動機は、除雪機の『スノーメイト』シリーズに13馬力のハイパワーと快適な操作性を実現した「YS-1390A」、オーガローリング機構付フル装備の「YS-1390AR」の2機種を追加設定し2004年モデルとして10月15日から発売すると発表した。
ヤマハ発動機は9日、米国の無人機・無人車の展示会で、無人ビークルによる観測・監視システムを提案する、と発表した。情報通信技術と、同社の自律航行型無人ヘリコプターを融合させ、国境・沿岸の観測・監視などへの活用例を提示する。
ヤマハ発動機は7日、電動ハイブリッド自転車『ニューパス』に、新機種「ニューパス‐C」を設定し、30日から発売する、と発表した。スタンダードタイプのニューパスをベースに、フレームやサドルといった部品の形状や素材を変更し、スタイリッシュな外観にした。
ヤマハ発動機のエレクトロニックコミューターの『パッソル』が、日本自動車研究所の電気自動車等導入補助事業での補助金給付対象車両として認可された。条件があるものの、1台につき5万円を上限に購入者に補助金が支給される。二輪車が補助金給付対象車両として許可されたのは初めて。
ヤマハ発動機が世界で初めて開発した2輪車用の燃料電池システムに、トヨタ自動車の技術が採用されたことが3日明らかになった。システムの心臓部である燃料電池スタックの生産をトヨタに委託したもので、資本提携関係にある両社が最先端技術で手を結んだ。
ヤマハ発動機がメタノール水溶液を化学反応させておこす電気エネルギーでモーターを動かす「燃料電池」のオートバイを開発し、試験コースで走行実験中であることを明らかにした。きのう都内のホテルで開かれたアナリストやマスコミ関係者を対象にした「技術説明会」の席で発表したもの。
ヤマハ発動機は2日、東京で各事業分野の「技術説明会」を開き、2輪車用の燃料電池システムを公開した。実際に2輪車に搭載した試作車も製作済みとしており、今秋の東京モーターショーにも参考出品される見通しだ。2輪車も燃料電池システムの開発競争が加速することになりそうだ。