千葉匠|デザインジャーナリスト デザインの視点でクルマを斬るジャーナリスト。1954年生まれ。千葉大学工業意匠学科卒業。商用車のデザイナー、カーデザイン専門誌の編集次長を経て88年末よりフリー。「千葉匠」はペンネームで、本名は有元正存(ありもと・まさつぐ)。日本自動車ジャーナリスト協会=AJAJ会員。日本ファッション協会主催のオートカラーアウォードでは11年前から審査委員長を務めている。日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員。
10月25日、ロータス初の電動SUVとなるエレトレが正式発表された。スポーツカー・メーカーとして培ってきたロータスのデザインDNAは、SUVのエレトレにどう受け継がれているのか? デザインを統括するピーター・ホルバリーが発表イベントで語った内容をお伝えしよう。
なんと、ウインドシールドが垂直! ボンネットからベルトラインへ真っ直ぐに水平線を延ばし、そこにウインドシールドを垂直に立てている。こんなデザイン、見たことがない。シトロエンが9月29日に発表したコンセプトカーの『oli』(頭文字はなぜか小文字)。
革シートは高級車だけのもの、なんて今や昔の話。ホンダ『フィット』や日産『ノート』といったコンパクトカーにも革シートが設定されるなど、革ならではの高級感がぐっと身近な存在になってきた。
◆スリップサインはミシュランマンが目印 ◆タイヤの寿命を使い切るためのデザイン ◆ヒントはWRCにあった
富山大学芸術文化学部の4人の学生が、卒業制作でEVのコンセプトカーを作った。その名も『EVE』=前夜。未来のモビリティの前夜に向けて、若い感性は何を提案したのだろうか?
日本ミシュランタイヤの新世代スポーツタイヤ『パイロットスポーツ5』。そのデザインを担当した研究開発本部・PCタイヤ先行技術開発部の清井友広さんは、「特別な想いを持ってデザインを行いました」と今回の開発を振り返る。
3月9日に欧州マツダが発表したマツダ『CX-60』は、新開発FR(後輪駆動)プラットフォームをベースとするラージ商品群の第1弾となるSUV。国内仕様は4月上旬に発表予定だが、それに先立って、写真でわかる範囲のデザイン特徴を紹介。
日本ミシュランタイヤの新世代スポーツタイヤ『パイロットスポーツ5』のセールスポイントは、性能だけではない。1月28日のオンライン発表会ではデザイナーが登壇し、そのデザイン魅力を訴えていた。
「このクルマは2つのメインテーマを探求することから生まれました。マツダだけが提供できるものは何か? 週末に都市から逃れてアウトドアを楽しむという北米で大切にされている価値を、どうすればマツダらしくリスペクトできるのか?」
アメリカでマツダ『CX-50』がオンライン発表されたが、北米向けの新型SUVで日本で販売される可能性はほぼゼロ。だが、そのことを嘆く必要はない…のかもしれない。
ロータスは1月12日、親会社である中国ジーリー(吉利汽車)が英国中部のコベントリー市に持つデザインスタジオを「ロータス・テック・クリエイティブセンター=LTCC」に改組改称した、と発表した。
フォルクワーゲンは11月3日、『ID.5』をオンライン発表。そのなかで、もうひとつのニュースがあった。『ID.BUZZ(アイ・ディー・バズ)』のプロトタイプが画面に登場し、販売/マーケティング担当役員のクラウス・ツェルマー氏が「来年早々に発表する」と明らかにしたのだ。
英国グラスゴーで開催されている『COP26』で11月10日、議長国の英国は2040年までにすべての乗用車とバンをゼロエミッションにすることを宣言した。これに国家として同意したのは24の先進国と9つの途上国。
日本時間の10月27日早朝、現地では26日の夜、ロンドンのロイヤル・オペラハウスで新型『レンジローバー』の発表会が開催された。ティエリー・ボローレCEOに続いて壇上に立ったのは同社のチーフデザインオフィサーであるジェリー・マクガバン。
今年6月にマイナーチェンジされたジープの新型『コンパス』。外観の変更を小幅にとどめた一方、インテリアは全面刷新だ。その狙いを、ジープのインテリアデザインを統括するクリス・ベンジャミン氏に聞いた。