ZFが電動コンポーネントの生産を増強…インドに新工場を開設

ZFのインド新工場
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ZFは、インドのタミル・ナードゥ州オラガダムに新工場を開設し、インドおよびアジア市場向けに電動コンポーネントの生産を行う(2月14日発表)。

オラガダムの新工場では、シャシーコンポーネントに加え、小型および中型商用車向けエアコンプレッサーなどの電装品も、7000平方mを超える施設で生産される。工場の規模は、第2期工事で1万5300平方mに拡大される予定。2032年までの総投資額はおよそ2億ユーロに達する。

世界最大級の商用車システムテクノロジーサプライヤーのZFの商用車部門は、グローバルな生産能力の拡大により、長期的な成長と持続可能性の戦略に基づき、重要な市場地域の需要に現地で対応している。この方法で拡大することは、ZFがインドのように関税や輸送コストをかけずに、競争力のあるコストで受注を獲得できることも意味する。また、ZFのグローバル拠点で生産されるシステムにより多くのコンポーネントを供給できるため、ドイツの拠点もこの戦略の恩恵を受けることが可能になる。


《森脇稔》

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