5月の軽自動車車名別販売台数で、ダイハツ工業の『ムーヴ』が2ヵ月ぶりに首位に返り咲いた。前月は、スズキの『アルト・ラパン』の販売が好調で、『アルト』が首位だったが、『ムーヴ』がトップの座を奪い返した。2、3位にはスズキ、4位にはダイハツがつけている。
4月10日に発表されたスズキ『アルト・ラパン・ベネトン・バージョン』。これをデザインしたのはベネトンのデザイナーと発表されている。ファッションブランドとしてそのブランド名を製品名に関するのだから、ベネトンのデザイナーが関与するのは当然だが、自動車デザインは特殊性の高い技能だ。現場作業はスズキのデザイナーが担当した。
オートバックス・セブンの住野公一CEOはスズキのクルマに限らず、他メーカーのクルマを扱う可能性も匂わせた。具体的な話は何も出てこなかったが、ここで「大胆な予想」をしてみた。諸条件を考えると、スバル1社しか残らない。
オートバックス・セブンの住野公一CEOは「将来的には他のクルマ、しかもオートバックスだけでしか購入できないスペシャルバージョンのクルマを扱いたい」と目標を語った。スズキのクルマに限らず、他メーカーのクルマを扱う可能性も匂わせた。
オートバックスがスズキ、ベネトン・ジャパンとタイアップし、新車の軽自動車を販売する目的は「女性客の囲い込み」だ。クルマは移動に使うだけで、カー用品には興味を持たない女性をいかにしてオートバックスに誘導するかがテーマになっている。
『ラパン・ベネトン』は『ラパン』のノーマル仕様モデルのうち「X」グレードをベースとしている。価格も同一だが、ラパン・ベネトンには、Xに標準装備されているMD/CD対応オーディオセンターユニットが装備されていないのだ。
スズキ『アルト・ラパン』の車名のうち“ラパン”の部分、それはフランス語で「ウサギ」を示す「lapin」が由来となっていることはご存知の方も多いだろう。そのため、ノーマルのラパンの各所にはウサギのモチーフがついていた。ラパン・ベネトンにはウサギのマスコットがついてくる。
「スズキは可能な限り、我々の要望をいろいろと聞き入れてくれた」と語るのは、ベネトン・ジャパンのファブリツィオ・デナルディス社長。『ラパン・ベネトン』をデザインするにあたっては様々なデザインの検討がなされ、今の形に収まったという。
スズキ、オートバックスセブン及びベネトンジャパンの3社は、軽乗用車『アルト・ラパンベネトンバージョン』を企画、オートバックスグループの店舗とスズキ代理店で4月24日に発売する。オートバックスセブンとスズキの共同企画によるはじめての特別仕様車。若者に人気の高いイタリアのアパレルメーカー「ベネトン」のブランドを活用、ラパンの魅力を一層高めるファッショナブルな仕様とした。
スズキとオートバックスセブン、ベネトン・ジャパンの3社協同企画の軽乗用車、スズキ『ラパン・ベネトンバージョン』の月販目標は500台。オートバックスグループ491店舗とスズキ代理店で24日に発売される。10日から23日まで、先行予約したユーザーには、全国のオートバックスグループ店で利用できる商品券3万円分が提供される。
スズキとオートバックスセブン、ベネトン・ジャパンの3社は、軽乗用車アルト・ラパンに「ラパン・ベネトンバージョン」を設定して10日発表した。月販目標は500台で、スズキ販売店と全国のオートバックス店で24日から販売する。
スズキは、軽乗用車の『アルトラパン』に特別仕様車「モードII」を設定し、4日から発売した。