ヴァレオの環境配慮型ワイパー、CO2排出量6割削減…フランスで発売

ヴァレオの環境に配慮した新しいワイパーブレード「Valeo Canopy」
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ヴァレオは5月14日、環境に配慮した新しいワイパーブレード「Valeo Canopy」を、フランスの自動車メンテナンスチェーン「Speedy」を通じて、市場に初めて導入した、と発表した。

この取り組みは、カーボンフットプリントの削減に積極的に取り組むヴァレオとSpeedyの両社にとって大きなメリットとなる。また、環境への影響を抑えたいと考えるフランスのドライバーにも好評を得ているという。

Valeo Canopyは、従来のモデルと比較してCO2排出量を61%削減することができる。これは、設計サイクル全体でCO2排出を抑える技術的なソリューションを採用しているためである。具体的には、ゴムブレードの80%以上がサトウキビや植物油、リサイクルタイヤから得られるカーボンブラックなどの天然、再生可能、またはリサイクル素材で作られている。また、金属構造には最大15%のリサイクル鋼が、エンドクリップには最大50%のリサイクルプラスチックが使用されている。


《森脇稔》

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