ボルグワーナーがBEV向けeTVDを市場投入…ディファレンシャルに代わる3-in-1システム

ボルグワーナー eTVD
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自動車部品メーカーのボルグワーナーは、バッテリー電気自動車(BEV)向けに、業界初の「ディスコネクト機構付き電動トルクベクタリングシステム」=eTVD:Electric Torque Vectoring and Disconnectを市場に投入した。5月2日にボルグワーナーが発表した。

このシステムは、ボルグワーナーの電動トルク管理システム(eTMS)ソリューションの一部であり、車輪のトルクを制御することで、安定性を高め、ダイナミックな性能を提供し、発進時と加速時のトラクションを改善する。現在、eTVDはSUVの『ポールスター3』に搭載されており、2024年後半には、ヨーロッパの大手自動車メーカーもう1社向けに生産が開始される。

ボルグワーナーの副社長兼ドライブトレイン・バッテリーシステム社社長兼ゼネラルマネージャーのフォルカー・ヴェン氏は、「市場がソフトウェア定義モジュールやソフトウェア定義車両へと移行している中で、当社のeTVDのように、さまざまな状況下で車両の挙動を正確かつ迅速に計算、予測、制御できる高度なシステムを導入することが重要だ」と述べた。


《レスポンス編集部》

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