蔚来能源(NIOパワー)と中国の南方電網傘下の南方儲能は2月26日に提携を結び、EV向け電池の充電・交換ステーションやVPP(太陽光発電や蓄電池などのエネルギー源をネットワークで接続してひとつの発電所のように機能させる)を建設すると発表した。
今回の提携により、各自の資源を活かし、交換式電池ステーション事業、電池の段階的利用とリサイクルなどの分野で全面的な協力を進める。これにより、電力網に対して需要に応じたサービスを提供する。また、両社は交換式電池ステーションを共同で建設し、サービスの利便性を高めていく。
VPPは、新しい電力調整管理システム。通信やソフトウェアなどの技術を用いて、充電・交換電池設備、太陽光発電などの分散型資源を統合し、調整し、最適化することで、資源の最大限の利用を目指す。
新エネルギー車の普及に伴い、これらの車両が充電・交換電池設備を通じて供給網に接続され、エネルギーの双方向インタラクションシステムを構築する。
NIOパワーの交換式電池ステーションは、国内初のスマート微電網型分散型交換電池設備だ。充電負荷の調整可能範囲のリアルタイム評価を通じて、電網調整に効率的に参加している。