川崎重工業は8月8日、2023年4~6月期(第1四半期)の連結決算を発表。エネルギーソリューション&マリン事業、航空宇宙システム事業が改善などで増収増益となった。
売上収益は前年同期比15.7%増で第1四半期最高となる4053億円。パワースポーツ&エンジン事業、車両事業、航空宇宙システム事業などが増収となった。事業利益は同123.2%増の102億円。精密機械・ロボット事業での悪化はあったものの、エネルギーソリューション&マリン事業、航空宇宙システム事業が改善した。税引前利益は同41.1%増の149億円、四半期利益は同66.5%増の90億円となった。
パワースポーツ&エンジン事業は、東南アジア向け二輪車の減少はあったものの、欧州向け二輪車および北米向けオフロード四輪車、汎用エンジンが増加したことに加え、為替レートが円安に推移。売上高は同14.2%増の1439億円となった。事業利益は、販促費や固定費の増加はあったものの、二輪車、四輪車の拡販や為替の影響などにより、同10.8%増の143億円となった。