燃料電池車の点検・整備に関する法令を改正…高圧ガス法の適用除外に対応

燃料電池トラック向け大型高圧水素タンク(参考画像)
  • 燃料電池トラック向け大型高圧水素タンク(参考画像)

国土交通省は、燃料電池車に搭載する燃料タンクについて高圧ガス保安法の適用から除外されたのに合わせて、燃料電池車の点検・整備に関する法令を改正する。

燃料電池車は道路運送車両法と高圧ガス法の規制が適用されているため、これらの規定に基づく検査は大きな負担となっていた。高圧ガス保安法が改正され、燃料電池のタンクは高圧法の適用除外となったことから、燃料電池車の点検などを規定する法令を改正する。

自動車点検基準や自動車の点検及び整備に関する手引きの一部を改正し、燃料電池車の定期点検整備での点検項目に、ガス容器の損傷確認を追加する。また、ガス容器の点検実施方法の例として、検知液などによる方法を規定する。装置型式指定規則についても型式指定の対象となる特定装置の種類に、ガス容器を追加するなど、一部改正する。


《レスポンス編集部》

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