コマーシャル・ジャパン・パートナーシップ・テクノロジーズ(CJPT)は4月21日、いすゞ・日野・トヨタと共同開発した燃料電池(FC)小型トラックの東京都への導入が開始されたことを発表した。
カーボンニュートラル実現に向け、HEVやBEV、FCEVなど様々なパワートレーンの開発が加速しているが、各国・地域のエネルギー事情や使い方によりその選択肢は異なる。
小型トラックはスーパーマーケットやコンビニエンスストアでの物流などで使われることが多く、冷蔵・冷凍機能を備えた上、1日複数回の配送業務を行うため、長時間使用・長距離走行が求められる一方、短い時間での燃料供給などの条件も満たす必要がある。このような使用環境では、走行時のCO2排出がゼロで、エネルギー密度の高い水素を燃料とするFC技術の活用が有効だ。