日産自動車の志賀俊之COOは2日、スズキとの提携拡大についての記者会見で、「私の方からスズキさんに話をした」と明らかにした。
志賀COOによると、今年2月に発売した『モコ』をOEM供給される過程で、「もう少しOEMの拡大ができないかと申し入れをさせていただいた」とのことだ。
日産は02年の軽市場参入以来、累計販売台数が30万強に達している。そのうち、20万台がスズキからOEM供給されているモコだ。しかも、いまの日産にとって、軽自動車は販売台数を増やすうえでなくてはならない存在になっている。
「もう少しギブ・アンド・テイクをはっきりさせて、安定したOEM関係にする必要があった」と志賀COOは語り、スズキのインド工場で日産車を生産してもらうことについても、日産の方から申し入れをしたとのことだ。