ダニロ・エリアとファブリシオ・ボンセリオという2人のイタリア人が、20日、フィアット『500』に乗って、イタリア・トリノから中国・北京までの2万km走破へと旅だった。
18日午前、ミラノ証券取引所ではフィアット株に大量の売り注文が入り、前日比−11.28%を記録して一時ストップ安となった。昨年まで7ユーロ台をつけていた同社株が、この日は4.45ユーロにまで値を下げた。
フィアットの苦難は依然続いている。1日に発表された3月のイタリア国内乗用車登録台数は前年同月比−8.63%だったが、フィアットグループはさらに悪い−9.4%を記録した。そんな中、唯一フィアット・グループに明るい話題を提供しているのは、ランチアだ。
正直に言って、今回のジュネーブモーターショーは私にとって感動が少なく、少々退屈なものだった。……イタリアのピニンファリーナやフィアットでデザイン責任者を務め、現在は自身のスタジオを主宰するエンリコ・フミアが所感を述べる。
愛・地球博、イタリア館の目玉展示は約2400年前の制作と推定されているブロンズ像の「踊るサテュロス」。1999年に偶然、漁船の網にかかり深海から引き上げられたもので、国外展示はこれが最初で最後と言われている。
フィアット・オート・ジャパンは、コンパクトカーの『パンダ』に新たに4輪駆動モデル2車種を設定して4月1日から発売すると発表した。
イタリア首相も、フィアットの再生案を考えているようだ。ただし、これはちょっと……、というお話。
2月にGMとの提携関係を大幅縮小したフィアットだが、「新パートナーは中国企業?」との情報が15日、イタリア国内で乱れ飛んだ。ドイツからの情報で「中国の上海汽車集団(SAIC)が、フィアット株を多数取得するための交渉を継続中」というもの。
フィアットは、開催中のジュネーブモーターショーにおいて、ジョルジェット・ジウジアーロ(Giorgetto Giugiaro)がデザインした新型サルーン『クロマ』を公開した。今夏に発売の予定。
先日GMとの提携解消に道のりをつけたフィアットだが、いっぽうでグループ首脳の辞任が相次いでいる。いずれも傾きかけたグループに新しい血を注ぐべく鳴り物入りで抜擢された人材。それだけに、彼ら無きあとのグループの行方が心配される。
イタリアのフィアットは17日、できるだけ早い時期にマセラティの経営権を所有する意向を明らかにした。マセラティは現在、フェラーリの100%子会社。所有権の移動によって、マセラティとアルファロメオとの協力が予想される。
伊フィアットは、赤字の自動車部門フィアット・アウト(フィアットオート)をゼネラルモーターズ(GM)に買い取らせる権利を放棄することでGMと合意したと発表した。
水の都ヴェネツィアでは、先週末から有名なカーニバル(謝肉祭)が始まった。ところが、あたかもそれに合わせたかのようなタイミングで、フィアットは「お宝」のひとつを手放した。
年末から続いていたGMによるフィアット株買収問題は、交渉期限の2日深夜24時を過ぎても合意点を見出せず、決裂した。フィアットはGMを契約不履行で訴える構えだ。今後はニューヨークの法廷に舞台を移して争われることになりそうである。
フィアットは26日、イランのPIDF社との間でフィアット車を現地生産することで合意した。年産10万台規模で生産開始し、最終的には25万台規模まで拡大する予定だ。車種は海外工場向けモデル『シエナ/パリオ』など。