テスラの欧州納車100万台、初代『ロードスター』から14年…『モデルY』が貢献

テスラ・ロードスター 初代
  • テスラ・ロードスター 初代
  • テスラ・ロードスター 初代
  • テスラ・ロードスター 初代
  • テスラ・ロードスター 初代
  • テスラ・モデルY
  • テスラ モデルY
  • テスラ モデルY
  • テスラ・モデルY

テスラ(Tesla)は10月20日、欧州におけるEVの納車台数が100万台に到達した、と発表した。ドイツで生産されている『モデルY』が、100万台達成に貢献している。

テスラが欧州市場での販売を開始したのは、14年前の2009年。テスラの最初の市販モデルであり、スポーツEVの初代『ロードスター』を顧客に引き渡したのが始まりだった。

同車は、英国のスポーツカーメーカー、ロータスのエリーゼの車台をベースに、テスラ独自のEVパワートレインを搭載していた。初代ロードスターは、テスラの原点となったEVだ。その後の『モデルS』、『モデルX』の成功の基礎を築いたのが、初代ロードスターだった。

初代ロードスターの「スポーツ」グレードの場合、モーターは最大出力288hp、最大トルク40.8kgmを発生。0-96km/h加速3.7秒、最高速201km/h(リミッター作動)の性能を備えていた。バッテリーはリチウムイオン。1回の充電での航続は、最大およそ393kmを確保していた。

ロータスカーズによると、初代テスラロードスターの組み立ては、英国ヘテル工場で行われていた。2007年から2012年にかけて、2515台がラインオフしたという。


《森脇稔》

特集