「ミニマムモビリティ」メイドイン広島と販売価格100万円にこだわる…KGモーターズ CEO 楠一成 氏[インタビュー]

「ミニマムモビリティ」メイドイン広島と販売価格100万円にこだわる…KGモーターズ CEO 楠一成 氏[インタビュー]
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来たる8月28日、オンラインセミナー「市場の生声から分析する「ミニマムモビリティ」の魅力」が開催される。セミナーに登壇するのは、KGモーターズ株式会社 代表取締役兼CEOの楠一成氏。YouTube「くっすんガレージモーターズ」のくっすん社長としての活躍をご存知の読者も多い事だろう。

今回のセミナーでは、KGモーターズが手掛ける小型モビリティ「KGミニマムモビリティ」を取り上げる。テーマは以下のとおり。

1. 小型・超小型モビリティの歴史と現状
2. 市場の声からわかった売れる条件
3. ミニマムモビリティの設計思想
4. 市販に向けての開発状況
5. 対談・質疑応答

講演の後には、本セミナーのモデレーターであるスズキマンジ事務所 代表(株式会社デンソー 技術企画部 CX)の鈴木万治氏を交えて、参加者からの質疑応答やディスカッションの時間も用意されている。セミナーの詳細はこちらから。

楠氏にセミナーの見どころを聞いた。

■ミニマムモビリティとは

KGモーターズは現在、「KGミニマムモビリティ」の生産・市販に向けて取り組んでいる。このモビリティは具体的にどのようなものか。

「一人乗りで、短距離移動に特化した超小型のEVです。正式名称は現在、市販化に向けて検討しているところです。特徴としてはまず、とにかく小さいというところですね。全長および全幅は一般的な自動車の約半分、重量は約4分の1です。」

「いわゆる原付ミニカーの規格に基づいており、一人乗りではありますが、屋根やドア、エアコンが付く仕様です。」

「他の原付ミニカーの事例としては、トヨタ車体の「コムス」があります。ですので我々のミニマムモビリティは「コムス」と同じカテゴリーに位置づけられることになります。」

「このカテゴリーは、世界的にはロースピードビークルのひとつと言うことができます。このロースピードビークルにおいては、圧倒的な成功事例がまだ無いと考えています。シトロエンのアミがよく知られていますが、それでも3万台程度です。」

「このカテゴリで成功するため、車両の仕様をいろいろと検討したところ、通常使用で十分な動力性能を確保しつつ、フルカバーのボディとエアコンを搭載することにしました。」


《佐藤耕一》

日本自動車ジャーナリスト協会会員 佐藤耕一

自動車メディアの副編集長として活動したのち、IT企業にて自動車メーカー・サプライヤー向けのビジネス開発を経験し、のち独立。EV・電動車やCASE領域を中心に活動中。日本自動車ジャーナリスト協会会員

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