【株価】米テスラの第1四半期純利益24%減、主力車種の値引きが影響

テスラディーラー(米イリノイ州)
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日経平均株価は前日比50円81銭高の2万8657円57銭と反発。上値は利益確定の売りに抑えられたが、半導体関連株、インバウンド関連の小売株などへの買いが相場を押し上げた。

19日のニューヨークダウは79ドル安の3万3897ドルと続落。主要企業の決算発表が本格化する中、決算の内容を見極めたいとのムードが強く、売買は手控え気味だった。ハイテク株主体の米ナスダック市場は小反発ながら、電気自動車(EV)のテスラは2%安と軟調。

テスラが19日の取引終了後に発表した2023年1~3月期決算は、主力車種の値下げの影響で純利益が前年同期比24%減。四半期ベースで前年実績から減益となるのは、19年10~12月期以来約3年ぶりで、20日の市場の反応が注目される。


《山口邦夫》

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