川崎重工業は、2025年までに総額300億円以上を投じてROV(レクリエーション・オフハイウェイ・ビークル)の生産能力を5万台から10万台に倍増に引き上げる。
北米のオフロード四輪バギー車市場の需要は好調で、同社のROVの販売も伸びている。ライバル各社がコストメリットのあるメキシコに増産投資を拡大し、継続的な新機種を投入しており、競争激化が見込まれている。
このため、同社も生産増強と競争力のある新機種を投入する計画。2025年までに総額300億円以上を投じて生産能力を増強する。リンカーン工場を2023年3月までに生産能力を7万台に増強する。また、年産能力3万台規模のメキシコ新工場を2023年12月に稼働する。