ドゥカティ スクランブラー 新型、「アイコン」はカスタムの自由度を追求

交換可能な新しいタンクカバー

排気量803ccのV型2気筒エンジンは最大出力73ps

新開発の4.3インチTFTメーターパネルを装備

ドゥカティ・スクランブラー 新型の「アイコン」
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ドゥカティは11月7日、新型『スクランブラー』を「ドゥカティワールドプレミア2023エピソード7」において、初公開した。新型の標準仕様的な位置づけになるのが、「アイコン」グレード(Ducati Scrambler Icon)だ。

◆交換可能な新しいタンクカバー

新型『スクランブラー・アイコン』は、1台のバイクでさまざまなカラーを組み合わせることができる。交換可能な新しいタンクカバーにより、ライダーの個性をカラーに反映させることができる。

新型スクランブラーでは、3つの標準色として、「'62イエロー」、「スリリング・ブラック」、「ドゥカティ・レッド」をラインナップした。さらに、オプションの「アクセサリーキット」では、フロントとリアのマッドガード、ヘッドライトカバー、ホイールタグなどの仕上げを、6色から選べる。6色は、ストーム・グリーン、リオ・セレステ、カリフォルニア・オレンジ、ネフライト・グリーン、スパークリング・ブルー、ベルベット・レッドとなる。

新型には、フルLEDライトが採用された。クラシックなXシェイプを特長とする円形ヘッドライトと、レンズ外側に配置されたデイタイム・ランニング・ライトは、従来型のイメージを踏襲しながら、さらにモダンなスタイルに進化しているという。このフルLEDライトには、デイタイム・ランニング・ライト、ロービームライト、ハイビームライト、ポジションライトなどが組み込まれている。

ドゥカティ・スクランブラー 新型の「アイコン」ドゥカティ・スクランブラー 新型の「アイコン」

◆排気量803ccのV型2気筒エンジンは最大出力73ps

新型では、スイングアームとトレリスフレームから構成されるシャシーを刷新した。同様に、ドゥカティのスクランブラーの最大の特長である「デスモドゥエ」エンジンは、エンジニアリングが近代化され、先代バージョンと比較して全体で約4kgの軽量化に貢献している。

排気量803ccのV型2気筒ガソリンエンジンには、「デスモドロミック」バルブ駆動システムを採用した。最大出力は73ps/8250rpm、最大トルクは6.7kgm/7000rpmを発生する。ライド・バイ・ワイヤを新たに採用したことにより、あらゆる回転域でレスポンスが向上しているという。トランスミッションは6速。オプションでクイックシフターが選択できるようになった。

新型スクランブラーでは、ショックアブソーバーが車体の左側ではなく、スイングアーム中央にレイアウトされている。ステアリングアングルとハンドルバーの位置も見直され、ハンドリングが改善されているという。

ドゥカティ・スクランブラー 新型の「アイコン」ドゥカティ・スクランブラー 新型の「アイコン」

◆新開発の4.3インチTFTメーターパネルを装備

新型では、新開発の4.3インチTFTメーターパネルを装備した。先代モデルのモダンクラシックな見た目を維持する一方で、「ドゥカティ・マルチメディア・システム」を搭載できる。これにより、ターンバイターン・ナビゲーションを利用することが可能になった。

また、新型には、デュアルチャンネル・コーナリング ABSを採用した。この進化したABSでは、車体を傾けた状態でのブレーキング時にグリップコントロールが可能。コーナリング時の転倒のリスクを実質的に回避することができるという。トラクションコントロールに関しては、キャリブレーション済みの4段階の介入レベルから選ぶことができる。トラクションコントロールを解除することも可能だ。

新型では、2種類のライディングモードが切り替えられる。これは、ライド・バイ・ワイヤの導入により実現したものだ。ライディングモードは、「Road」と濡れたアスファルト路面の走行に特化した「Wet」の2種類から設定することが可能、としている。

《森脇稔》

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