ポルシェ世界販売5%減、日本は3年連続で増加し過去最高に 2022年上半期

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ポルシェ(Porsche)は7月15日、2022年上半期(1~6月)の世界新車販売の結果を発表した。総販売台数は14万5860台。前年同期比は5%減と、2年ぶりに前年実績を下回った。

上半期の市場別実績では、最大市場の中国が4万0681台を販売した。前年同期比は16%減と、2年ぶりに減少した。中国を含めたアジア太平洋/アフリカ/中東地域も、10%減の6万2245台と後退する。日本は上半期、過去最高の4068台を登録した。前年同期比は3.7%増と、3年連続で増加している。

単一市場で、中国に次いだのは米国だ。上半期の米国実績は、3万2529台。前年同期比は10%減と2年ぶりに減少した。欧州は4万3087台を販売し、前年同期比は7%増と、2年連続のプラスだ。このうち、ドイツ本国は1万3785台を売り上げ、前年同期比は5%増と、2年連続で増加している。

モデル別では、SUVの『カイエン』が4万1947台を売り上げ、引き続き『マカン』を上回り最量販車に。ただし、前年同期比は4.8%減と、2年ぶりに減少した。マカンは3万8039台を販売し、前年同期比は12.8%減と、2年ぶりに前年実績を下回った。『911』シリーズは前年同期比4.8%増の2万1616台、『パナメーラ』は14.5%増の1万5604台と、ともに前年超えを維持。一方、『718』シリーズは18%減の9777台と後退している。

ポルシェの2021年の世界新車販売台数は過去最高で、初の30万台超えとなる30万1915台。前年比は11%増と、2年ぶりに前年実績を上回っている。


《森脇稔》

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