ランドローバー ディフェンダー 、3列シート「130」は全車48Vマイルドハイブリッド

減速時のエネルギーを蓄電し走行時に動力として活用

オフロード性能を引き上げるテレインレスポンスシステム

11.4インチの大型タッチスクリーンを備えたインフォテインメント「Pivi Pro」

ランドローバー・ディフェンダー 130
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ランドローバーは5月31日、新型『ディフェンダー』の3列シート仕様『ディフェンダー130』(Land Rover Defender 130)の全グレードに、48Vマイルドハイブリッドを搭載すると発表した。

◆減速時のエネルギーを蓄電し走行時に動力として活用

パワートレインのラインアップは、マイルドハイブリッド(MHEV)テクノロジーを採用した3.0リットル直列6気筒「INGENIUM」ガソリンエンジンを搭載する「P300」、「P400」と、3.0リットル直列6気筒INGENIUMディーゼルエンジンの「D250」、「D300」から選択できる。

MHEVテクノロジーを備えたランドローバー独自開発の直列6気筒INGENIUMパワートレインは、シームレスなレスポンスと優れた燃費を備える、と自負する。48Vの「ベルト・インテグレーテッド・スターター・ジェネレーター(BiSG)」を搭載し、ブレーキと減速で通常失われるエネルギーを蓄電し、そのエネルギーを走行時に動力として活用する。BiSGは、ストップスタートシステムの起動スピードと効率性の向上にも寄与しているという。

ガソリン仕様の場合、P300は最大出力300ps、最大トルク47.9kgmを発生する。0~100km/h加速は8.0秒の性能だ。P400は最大出力400ps、最大トルク56.1kgmを引き出す。0~100km/h加速は6.6秒で駆け抜ける。

ディーゼル仕様の場合、D250は最大出力250ps、最大トルク61.2kgmを発生する。0~100km/h加速は8.9秒だ。D300は最大出力300ps、最大トルク66.3kgmを引き出す。0~100km/h加速は7.5秒の性能を発揮する。

ランドローバー・ディフェンダー 130ランドローバー・ディフェンダー 130

◆オフロード性能を引き上げるテレインレスポンスシステム

ランドローバー独自の「インテリジェントオールホイールドライブ(iAWD)」システムに、ZF製8速ATを組み合わせる。iAWDテクノロジーは効果的・効率的にパワートレインとフロントアクスル・リアアクスル間のトルク配分を制御する。これにより、必要に応じてオンロードでの効率性とオールテレイン走破性を最適化しているという。

電子制御エアサスペンションに加えて「アダプティブ・ダイナミクス」とランドローバー独自の「テレインレスポンス」システムを装備した。これにより、オフロードを含めて、オールテレインでの走破性能を追求している。

電子制御エアサスペンションシステムは、最大430mmのアーティキュレーションを備える。オフロードモードでは、フロントは71.5mm、リアは73.5mm上がり、障害物の乗り越えや最大渡河水深900mmを可能にする。オフロード性能を引き上げるテレインレスポンスシステムは、「Pivi Pro」タッチスクリーンを通じて、地形に応じて設定を変更できる。

◆11.4インチの大型タッチスクリーンを備えたインフォテインメント「Pivi Pro」

ランドローバー・ディフェンダー 130ランドローバー・ディフェンダー 130

アルミ製モノコックアーキテクチャーの「D7x」を採用する。25kNm/degのねじり剛性を実現し、従来のフレームボディより3倍の強度を備える。全輪に独立懸架エアサスペンション、ツインスピードトランスファーギアボックス、iAWDを搭載している。最大3000kgのけん引能力を備え、テールゲート内のスイッチでコントロールできる電子制御エアサスペンションにより、ヒッチも簡単に取り付けられるという。取り外し可能なマルチハイトトウバーにより、簡単に牽引できる、と自負する。

11.4インチの大型タッチスクリーンを備えたインフォテインメント「Pivi Pro」を標準装備した。シンプルなメニュー構成に加えて、「Software-Over-The-Air(SOTA)」によって常にソフトウェアを最新の状態に保つことができる。

ドライバーは好みやよく使う機能に合わせて画面レイアウトを自由にパーソナライズできる。学習機能を備えたインテリジェントなシステムで、普段よく使う道を認識してルートのアドバイスをしたり、走り慣れたルートではスマートボイスガイダンスで音声ガイダンスを少なくしたりすることも可能、としている。


《森脇稔》

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