【ダカール09】雨で流れたり砂漠で火を噴いたりの前半戦

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【ダカール09】雨で流れたり砂漠で火を噴いたりの前半戦
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南米のアルゼンチン、チリで開催中のダカールラリーは、10日はチリの太平洋岸の港町、バルパライソで休息日の。7日間7ステージの競技を終えて、前半の4輪総合トップはサインツ/ペラン組(VW「レーストゥアレグ」)だ。

以下、ドゥビリエ/フォン・ツィチェビッツ組、ミラー/ピッチフォードと、1 - 3位をVW勢が独占。4位にロマ/クルス・センラ組の三菱「レーシングランサー」が首位と29分16秒差に付けている。今回は雨による路面状態悪化や渡河地点の増水などで、競技区間の短縮やキャンセルが続発している。

チーム・レプソル三菱ダカールは、3日ステージ1限りで増岡/メモン組が脱落、8日ステージ6にはアルファン車がナビのピカールの体調不良でリタイヤ(その後の検査でピカールに大きな問題は発見されなかった)、そして9日ステージ7にはペテランセル/コトレ組がエンジントラブルで停止した。残るはロマ/クルス・センラ組となっている。

前半戦をリードした1台のアルアティヤ/ソーナー組は8日ステージ6で、エンジン過熱を嫌って砂漠を迂回したところ規定ルートからはずれすぎたとして失格。片山/寺田組はステージ6を出発できずリタイヤしている。

バイクの総合首位はコマ(KTM『690ラリー』)、クォッドはマチャセク(ヤマハ『ラプター』)、カミオンはカビロフ/ベリヤエフ/モケエフ組(カマズ『4326』)。菅原照仁/鈴木組(日野『レンジャー』)はカミオン総合10位、菅原義正/羽村組(日野レンジャー)はバルパライソ入りしたものの順位未確定。

《高木啓》

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