川崎重工、世界初の新型蓄電池を開発

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川崎重工業は11日、大容量新型蓄電池を開発したと発表した。世界で初めて「粒子活物質」を使った電池で大容量かつ低コストを実現したという。家庭や工場、ハイブリッド車など幅広い需要が見込めるという。

新型電池の原理はハイブリッド車などの2次電池として実用化されているニッケル-水素電池と同じだが粒子状の活物質を容器内に充填するだけで電池化する点が従来型のニッケル・水素電池と異なるという。このため縦・横・厚みの三次元方向に簡単に大型化ができる。また通常、電池のプラス極には高価なコバルトを使用しているが同電池は炭素繊維を利用し低コスト化できた。ほぼ完全なリサイクルも可能という。

粒子活物質は大阪ガスと協力して開発した。川重では自社の非常用発電機用の起動用として同電池の実用性を確認、鉛蓄電池の半分の容量・重量でガスタービン(228kW)の起動に成功した。今年度中にも試験的に出荷を開始する計画だ。

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《編集部》

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