新形コロナコロナウイルスの感染者が全国で新たに3万2195人確認され、過去最多を更新するなか、東京株式市場ではトヨタ自動車の株価が上昇し、初めて企業の価値を示す時価総額が40兆円を超えたそうだ。
「日本での販売に占める電気自動車(EV)の割合を2025年までに35%、1万台にしてEVプレミアムのトップブランドをめざす」---。流ちょうな日本語で話すのは、2022年1月1日付で独フォルクスワーゲン(VW) グループ傘下のアウディ・ジャパンの……
海も陸地も八方ふさがりで身動きがとれないとはこういうことなのか。
「新しい資本主義」の実現に向けて、岸田首相も春闘での「3%賃上げ」を要請しているなか、自動車業界の労働組合が加盟する自動車総連が、2022年春闘の方針を発表した。
新しい年を迎えると、前の年の1年間を集計した記事が相次ぐが、きょうの各紙も中国自動車工業協会が発表した2021年の中国新車販売台数を取り上げている。
「歌は世につれ 世は歌につれ」ともいうが、長引くコロナ下で、クルマも世相の変化に、微妙に影響を受けているようだ。
新年早々に、トヨタ自動車が米国の自動車販売台数で最大手だったゼネラルモーターズ(GM)を抜き、初めて首位に輝いたという明るいニュースが飛び込んできたが、世界の企業の価値を示す時価総額を比べれば、どうも「ぬか喜び」のようでもあった。
日本列島の上空に「南岸低気圧」と呼ばれる猛烈な寒気が流れ込み、お屠蘇気分もすっかり吹き飛んでしまったようである。
「こいつは春から縁起が良いわい」---。この歌舞伎でのセリフではないが、年が明けてからようやく自動車業界にも明るい話題が届くようになってきた。
新型コロナウイルスの感染爆発に怯えながらも異例ずくめの「東京五輪・パラリンピック」が強行開催されたのが、今となっては遠い昔のような気がするが、自動車業界にとってもいろいろあり過ぎた2021年(令和3年)が間もなく幕を閉じる。
「数年に一度」レベルの強い寒気に伴う記録的な大雪のため、滋賀県彦根市の国道8号では、立ち往生で車が数キロにわたり列をなし、1時間に1キロも進まない最悪の状況が続くなど、目的地に行くのを諦め、沿道のコンビニの駐車場で夜を明かしたドライバーもいたという。
大きさや量などを表現するのに「○○年に一度」などと、よく使うことがあるが、今回の日本海側を中心に大雪を降らしている強い寒波を「数年に一度」と呼んでいるそうだ。
「心安きは不和の基」とのことわざもあるが、日本製鉄が、ハイブリッド車(HV)のモーターなどに使う特殊鋼材の特許権を侵害されたとして、トヨタ自動車と中国の宝山鋼鉄に次いで、総合商社の三井物産にも特許権侵害の差し止めを求めて東京地裁に提訴したそうだ。
またしても日本のものづくりの信頼を失わせるような不祥事が明らかになった。日立製作所子会社でホンダも出資している自動車部品メーカー、日立Astemo(アステモ)が、検査の未実施やデータの改ざんなどの不正があったと発表した。
桁外れの富豪を「億万長者」と呼ばれているが、どうもこの人には「兆」がいくつも並ぶ「兆億万長者」のほうがふさわしいようだ。