昨秋のフランクフルトモーターショーに参考出品されてからわずか5カ月、セアト『アルテア』が量産型となってジュネーブモーターショーに展示される。スポーティな走りを小さなモノスペース車体に備えた「MSV」=マルチスポーツビークルが新コンセプトだ。
赤一色で彩られたセアトのブース。日本にはなじみの浅いこのスペインのメーカーはVWグループの一員で、VW車をベースに多様な車種を生み出している。よく見るとベース車両の面影もちらほら。今回の目玉は『アルテア』。アルファロメオ『156』をデザインした著名なカーデザイナー、ウォルター・デ・シルバが関わったという。来年にもデビューする予定だ。
VWグループでもっともエモーショナルなスタイルを持つブランドがセアト。日本ではほとんど知られていないが、ヨーロッパでは確実に品質を向上させてきて急速に評価を高めつつあるブランドだ。そのセアトがコンセプトモデルとして発表したのが『アルテア』。
フォルクスワーゲン(VW)社は、来年4月で会長兼CEOを退任するフェルディナンド・ピエヒが監査役に指名されると発表した。ピエヒはVW創業者の1人であるポルシェの孫で、CEOとしてVWの世界戦略を主導してきた。
フォルクスワーゲン(VW)社は、スペインの子会社セアトをアウディ・ブランドの傘下に入れるなどのグループ再編を決定した。セアトはアウディより下のクラスのプレミアム・スポーツカー志向を強める。