インフィニティのSUVクーペ、可変圧縮比「VCターボ」搭載…『QX55』に米2024年型

インフィニティ QX55 の2024年モデル
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日産自動車の海外向け高級車ブランドのインフィニティは11月1日、SUVクーペ『QX55』(Infiniti QX55)の2024年モデルを米国で発表した。現地ベース価格は、5万ドル(約750万円)だ。

QX55は、最も急速に成長しているセグメントのひとつ、ラグジュアリークロスオーバークーペ市場に、インフィニティが再参入するために開発された。QX55のフロントのダブルアーチグリルには、日本の折り紙から着想を得たメッシュパターンにより奥行きを演出することで、日本の和をイメージしたモダンな芸術性を表現。45個のLEDをひとつのハウジングに収めたテールランプは、デジタルピアノの鍵盤のように見えることを狙ったという。

パワートレインは、可変圧縮比の「VCターボ」を備えた直列4気筒ガソリンエンジンエンジンだ。最大出力268hp、最大トルク38.7kgmを引き出す。日産が開発したVCターボエンジンは、量産エンジンとしては世界初の可変圧縮比エンジンだ。可変圧縮比技術は、ピストンの上死点位置をシームレスに変化させるマルチリンクシステムを活用しており、最適な圧縮比に素早く変化する特長を備えている。

圧縮比は8:1(高性能)から、14:1(高効率)の間で自在に変えることができる。運転状況に応じてエンジンの制御ロジックは、自動的に最適な圧縮比を選択する。またこの技術は、燃料消費量と排出ガスの大幅な削減、騒音や振動レベルの低減など、多くのメリットがあり、既存のエンジンに比べて、軽量かつコンパクト設計としている。

トランスミッションは、マニュアルモードを備えたCVT。駆動方式は4WDの「インテリジェントAWD」とした。ドライブモードセレクターによって、「標準」、「エコ」、「スポーツ」、「パーソナル」の4モードを選択することができる。

インテリアは、2024年モデルにワイヤレス充電パッドとリアドアアラートを新たに標準装備した。また、シフトレバー、カップホルダー、センターコンソールのデザインを変更している。

《森脇稔》

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