BMWモトラッドに第3の「M」、『M 1000 XR』発表…201馬力に強化

BMW M 1000 XR
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BMWの二輪部門のBMWモトラッド(BMW Motorrad)は10月26日、高性能バイク『M 1000 XR』を欧州で発表した。2023年6月、プロトタイプが公開されていたが、今回、正式な市販モデルが発表された。

M 1000 XRは、BMWモトラッドの第3の「M」モデルだ。現行の『S 1000 XR』、『S 1000 RR』、『M 1000 RR』をベースに、高い長距離走行性能とスーパースポーツのライディングダイナミクスを持ち、サーキットだけでなく公道でも使えるロングディスタンス・スポーツバイクを目指している。

直列4気筒ガソリンエンジンには、バルブのリフト量とタイミングを変化させるBMW の「シフトカム」テクノロジーを採用した。さらなる軽量化により、このセグメントで最高のパフォーマンスを追求する。このエンジンは、ベースとなったS 1000 RR用に対して、最大出力は31hp引き上げられ、201hp/12750rpmを獲得する。最大トルクは11.5kgm/11000rpmだ。4速、5速、6速のギアがS 1000 XRよりもショートレシオになった。これにより、後輪のトラクションや加速力が向上している。

エアロダイナミクスの面では、サーキットでのさらなるラップタイム短縮と高速走行時の安定性を実現するため、フロントサイドパネルにウィングレットを装着した。およそ100km/hから発生するダウンフォースによって、前輪の荷重が増加する。220km/h走行時には、約12kg増加するという。空車重量は燃料満タン状態で223kgとした。オプションで、「Mコンペティション・パッケージ」を用意する。

フロントエンドには、4重のウィングとしてデザインされた新しい M ウィングレットが装備された。パフォーマンス志向のエクステリアは、ブラックのボディにMカラーのライトブルー、ダークブルー、レッドを組み合わせたカラーコンセプトにも反映されている。

インストルメントクラスターには、M スタートアップアニメーションを採用した。赤色の速度域を拡大表示するのが特長だ。オプションとして、M GPSラップトリガーやM GPSデータロガーが選択できる。

《森脇稔》

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