レクサスの新型3列シートSUV『TX』、2.4リットルターボ搭載…米国発売

レクサス TX
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レクサス(Lexus)は10月11日、新型3列シートSUVの『TX』を米国市場で発売した。現地ベース価格は、5万5050ドル(約820万円)と発表されている。


◆レクサスの新フロントフェイス「ユニファイドスピンドル」

TXは、北米地域における3列シートを備えた車両への強いニーズを満たすために、北米専用モデルとして開発したモデルだ。大人2名がゆったりと座れるスペースの3列目シートの設定や、定員乗車時でも充分な容量を確保した荷室、優れた静粛性など、全ての乗員が快適に移動できる室内空間を追求した。

エクステリアでは、機能と品質を兼ね備えた「PRACTICAL ELEGANCE」をコンセプトに掲げる。フロントには、空力性能などを包括的に捉えたレクサスの新たなフロントフェイス「ユニファイドスピンドル」を採用している。

フロントエンドは、空力性能を重視し、車両の安定性を高めるためにデザインされた。フロントのスピンドル部分は、ブレーキを冷却しながら空気の流れを効率的に整え、抗力係数の値を下げるように最適化されている。さらに、整流フィン、ルーフスポイラー、テールランプなどにより、エアロダイナミクス性能を追求した。

リアでは、フレアしたフェンダーがワイドなトレッドとともに、力強いスタンスを表現する。L字型のスリムなテールランプは、中央のライトバーを介して、横一列につながっている。

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◆14インチ高精細タッチスクリーンを標準装備

必要な操作や情報(メーター、ヘッドアップディスプレイ、メーターなど)はすべて、ドライバーの手の届く場所に配置し、安心感やコントロール性を高めている。7.0インチのマルチインフォメーションディスプレイ(MID)が標準装備され、12.3インチのMIDも選択できる。

標準装備の14インチ高精細タッチスクリーンは、前席乗員が操作しやすいデザインで、情報を分かりやすく表示する。ガラススクリーンには高密着反射防止コーティングを施し、鮮明な表示を実現した。メニュー操作はスマートフォンやタブレット端末と同感覚だ。画面下側のスイッチで電源のオン/オフと音量を調節できる。「ドライブコネクト」を利用すると、100%クラウド対応のシステムがグーグル(Google)のPOI(Points of Interest)データと統合され、迅速で最新の検索結果、正確なルート案内、現在の交通状況に基づいた代替ルートを表示する。オフラインモードは、電波が途絶える可能性を検知し、地図やサービスを事前にダウンロードするように設計されている。

TXのシートは、前席、2列目、3列目のいずれでも、レクサスユーザーのニーズを考慮している。シートはアクセシビリティ、快適性、ホールド性を追求し、長時間のドライブでも疲れにくい、と自負する。

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◆2.4リットルターボは最大出力275hpを発生

TXには、「GA-K」プラットフォームを採用する。パワートレインは、2.4リットル直列4気筒ガソリンターボエンジンを「TX350」に搭載した。駆動方式はFFと4WDを用意する。

すでに『RX』や『NX』にも搭載されている2.4リットル直列4気筒ガソリンターボエンジンは、最大出力275hp、最大トルク43.8kgmを引き出す。燃焼を安定させるセンター噴射システムや、走行状況に応じて燃料噴射量を変更する連続可変容量オイルポンプなどの技術を採用した。

ワイド&クロースレシオの8速AT「ダイレクトシフト」は、スムーズな加減速のためにシフト制御プログラムを改良した。電子制御フルタイムAWDシステムは、前後駆動力配分を状況に応じて75対25から50対50の範囲で常に変化させ、洗練されたドライビングを追求している。

《森脇稔》

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