カワサキ KX450/KX450X、5年ぶりのフルモデルチェンジ…エンジン性能向上

カワサキ KX450
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  • 吸気をシリンダー後方から直線的に流入
  • パフォーマンス比較
  • 軽量なアルミペリメターフレーム
  • RIDEOLOGYTHE APP KX

カワサキモータースジャパンは、10月14日発売予定の2024年モデル『KX450』『KX450X』の車両スペックを公開した。

2024年モデルは、シンメトリーに配置された新しい吸排気ポートに合わせて、スロットルボディのレイアウトを最適化。吸気をシリンダー後方から直線的に流入させることで、エアフロ―の左右バランスが均一になり、エアフロー効果の向上に寄与している。スムーズなトルク出力特性は低速コーナーでの立ち上がりに貢献。また、シビアなエンジン高回転域保持が必要ないため、ライダーはライディングに集中できる。サイレンサーはテーパー形状を採用。より前方、より中心線近くに配置しマスの集中化を実現。KX450のレーシーなルックスだけでなく、落ち着いた挙動にも貢献している。

新設計の軽量アルミペリメターフレームはフロントの接地感を高めることでコーナリング特性を改善。優れた直進性と軽快なハンドリングを両立させている。ø49mm倒立コイルスプリングフロントフォークは、ストローク初期動作を向上。ファクトリーマシンと同サイズの大径インナーチューブの採用により大径ダンピングピストンの使用を可能にし、滑らかな動きと確実な減衰特性を実現している。ニューユニトラックリヤサスペンションはサスペンションアームをスイングアーム下に配置し、ストロークを延長。より精密なサスペンションチューニングを可能としている。

車体のサイドカバーには、クイックリリースサイドカバーを採用し、エアフィルターエレメントのメンテナンスも工具なしで容易に行え、オフロードへの優位性を発揮する。また、人間工学に基づいた車体構成は、走行中にライダーがストレスなく体重移動を行えるスリムなデザインとなっている。シュラウドは幅をわずかに広げ、テーパーを緩やかにすることで、ライダーの動きをスムーズにする。シュラウド先端は車体の中心線に向かってカーブしており、従来のデザインにあった体への干渉の可能性を排除した。

ハンドル左グリップにはモードボタンを設置。2つのエンジンマップ(ノーマル、マイルドレスポンス)を素早く簡単に切り替えできる。また、スマートフォンアプリ「RIDEOLOGYTHE APP KX」を使って、エンジンマップへのアクセスと調整が可能。燃料と点火時期の調整機能を用意するほか、メンテナンスやセットアップのログを記録できる。

《纐纈敏也@DAYS》

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