GWの予算は平均2万7870円---買い物や国内旅行など、増える外出予定[新聞ウォッチ]

ゴールデンウィーク(イメージ)
  • ゴールデンウィーク(イメージ)

1週間後の4月29日から大型連休のゴールデンウィーク(GW)を迎える。新型コロナウイルス関連の行動制限が大幅に緩和され、最近は電車内でもマスクを外す乗客もちらほらと見かけるようになり、今年こそは、長期の休暇を利用して思いっきり旅行やドライブなどを楽しみたいと計画中の人も少なくないようだ。

◆予算は1.7倍

そんな中、民間調査会社のインテージが、今年のGW期間に使う平均予算が2万7870円と、前年に比べて1.7倍に増えたと発表。きょうの読売なども「GWの予算1.7倍」などと、取り上げているが、GW予算が大幅に増加した理由について、インテージは「新型コロナ関連の制限が緩和される中、今年はGWを楽しみたいという意識が追い風になった」と分析している。

具体的には、GWの過ごし方(複数回答)として、「未定」(37.9%)を除くと、「自宅で過ごす」(34.9%)が3年連続で最も多かったものの、前年より2.7ポイント減少。一方で、「ショッピング(24%)」「外食(19%)」「国内旅行(14%)」が上位を占めているという。

◆宿泊数は1~2泊

ただ、国内旅行の宿泊日数については、「1~2泊」が65%と、短めの宿泊数が人気となっており、「長期間の宿泊への抵抗感や、昨今の物価高や経済状況を受けて短期間に抑える、といった意識が働いている側面があるのかもしれない」(インテージ)とも伝えている。

その旅行関連の話題としては、きょうの朝日が経済面で取り上げた「戻る訪日客、増えぬ海外旅行」という見出しが、的確に言い表しており、「日本を訪れる外国人(インバウンド)が徐々に増える一方、日本人の海外旅行は伸び悩んでいる。旅行代金の高騰が影響しているが、日本人特有の事情もありそうだ」と指摘する。

その事情の一因には、パスポートの保有率が他の先進国と比べても低水準で、「そもそも日本人は国外に出ない傾向もある」とも。行動制限が緩和されても、これでは「巣ごもり生活」からなかなか脱出できないかも……。

2023年4月20日付

●物流運転手不足に拍車、労働規制まで1年(読売・3面)

●パワー半導体投資活発、EV化で市場拡大(読売・8面)

●インド人口世界一へ、国連推計、今年、中国抜き14億2860万人に(朝日・5面)

●上海モーターショー、中華EV最前線、10分充電で300キロ走行、座席にマッサージ機能(朝日・6面)

●戻る訪日客増えぬ海外旅行、円安・運賃値上げ、出国はコロナ前の36%(朝日・9面)

●ガソリン9週ぶり値下がり(毎日・6面)

●電動アシスト自転車動力基準超え、国民センター、注意呼びかけ(産経・24面)

●中国EV生産、分断に備え、ホンダ、工場2カ所新設、VW、3番目の専用工場(日経・15面)

●JR東海,1.5席分のビジネス席(日経・15面)

●トヨタ「新興国でHV」カギ、赤字先行のEV支える(日経・18面)

《福田俊之》

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