次世代燃料電池システム搭載の新型FCEV、2024年に北米と日本で発売…ホンダ

次世代燃料電池システム
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ホンダは2月2日、GMとの共同開発による次世代燃料電池システムを搭載した燃料電池自動車(FCEV)を、2024年に北米と日本で発売すると発表した。

次世代燃料電池システムは『クラリティ フューエルセル』(2019年モデル)に搭載していた燃料電池システムに対してコストを3分の1に低減させたほか、耐久性や耐低温性も大幅に向上。昨年北米で発売した『CR-V』をベースに同システムを搭載した新型FCEVを2024年に北米と日本で発売する予定だ。新型車は短い燃料充填時間で長距離を走行できるFCEVの特長に加え、プラグイン機能により、家庭で充電できるEVの利便性も兼ね備える。

FCEVのほか、ホンダは燃料電池システムを商用車や定置電源、建設機械へ活用。他社との協業にも積極的に取り組んでいく。特に商用車領域では、いすゞ自動車と燃料電池大型トラックの共同研究を行っているほか、中国・東風汽車集団と共同で、次世代燃料電池システムを搭載した商用トラックの走行実証実験を開始している。また、2020年代半ばには次世代燃料電池システムのモジュールの外販を開始。販売当初は年間2000基レベルを想定し、段階的に拡大することで、2030年に年間6万基、2030年代後半に年間数十万基レベルの販売を目指す。さらに将来的には宇宙領域での燃料電池技術・高圧水電解技術などの水素技術の活用も視野に入れ研究開発を進める。

《纐纈敏也@DAYS》

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