ヤマハ トリシティ300、コーナーで車体を傾けられない 改善対策

ヤマハ発動機 トリシティ300
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ヤマハ発動機は3月8日、三輪モデル『トリシティ300』について、停車時などに自立を補助する「スタンディングアシスト」に不具合があるとして、国土交通省に改善対策を届け出た。対象となるのは2020年7月28日~2021年6月24日に製造された1283台。

スタンディングアシストは、自然なリーンを生み出すLMW機構のパラレログラムリンク上部に取り付けられたスタンディングアシストディスクを電動のキャリパーでロックし、車両の自立をアシストする仕組み。

対象車両はスタンディングアシストディスク表面の加工方法が不適切なため、発進時にアシスト解除をしても、キャリパーのパッドがディスクに吸着し、自立の補助が維持されることがある。そのため、最悪の場合、コーナー等で車両を傾けられず転倒するおそれがある。

改善措置として、全車両、スタンディングアシストのディスクを対策品に交換する。

不具合は6件発生、軽傷事故が1件起きている。市場からの情報により改善対策を届け出た。

《纐纈敏也@DAYS》

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