BMWモトラッド、ミドルスクーター C400X/GT 改良新型発売へ…レスポンス向上など

BMW C400X
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ビー・エム・ダブリュー(BMWジャパン)は、BMWモトラッドのミドルサイズスクーター『C400X』『C400GT』改良新型を7月16日より発売する。

C400X/GTは、BMWモトラッドが2012年に新たにラインアップした中排気量域の都市型二輪車だ。C400Xは細い路地を抜け、目的地まで素早く移動するためだけではなく、アーバンモビリティを積極的に楽しめるよう開発。C400GTはミドルサイズスクーターのグランツーリスモバージョンとして、さらなる走行快適性を重視して開発したモデルだ。

C400X/GT改良新型は、従来モデルと同様に350cc単気筒エンジンを搭載し、最高出力34ps/最大トルク35Nmを発揮する。CVTギヤボックスがエンジンの駆動を効率よく伝達。ねじれ剛性の高いスイングアームは、振動を抑え快適性を高めるスイングアームベアリングを備える。

さらに、駆動装置にも様々な面で改良を加えた。新しい触媒コンバーターやワイドバインド酸素センサーの採用、シリンダーヘッドの改良、ジェネレーターカバー上の新しいセンサーの採用、最適化されたワイヤーハーネスの導入。さらに、アイドリングスピードレギュレーターの廃止およびアイドリングスピードコントロールの変更などにより、よりスムーズかつ繊細なスロットルレスポンスとアイドリング安定性を向上させている。

安全装置では、オートマチックスタビリティコントロール(ASC)にオートマチックラディアスキャリブレーション機能を新たに採用した。これまでタイヤ交換時などに手動での調整(キャリブレーション)が必要だったが、新機能の採用で自動調整を実現。メンテナンス性を向上させた。さらに、従来よりも俊敏なレスポンスと、濡れ路面などの滑りやすい状況における車両操作性を向上。ブレーキシステムには、新しいフロントブレーキキャリパーを採用し、ブレーキレスポンスの向上とともに、左右対称のブレーキフィールを実現している。

機能面では、シート下収納スペースの照明を従来の側面から上方に変更し、利便性を向上。12Vの電源ソケットに加えて、新たにUSB充電ソケットを装備する。

価格はC400Xが87万円、C400GTが93万円。

《纐纈敏也@DAYS》

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