英国のスポーツカーメーカー、アストンマーティンは、2017年通期(1~12月)の決算を明らかにした。
同社の発表によると、売上高は過去最高の8億7600万ポンド(約1287億円)。前年に対して、48%増と大きく増えた。また、2017年通期の税引き前利益は、8700万ポンド(約128億円)。前年の1億6300万ポンドの赤字から、黒字に転じた。
売上高が48%増と伸び、黒字決算となったのは、新型スポーツカーの『DB11』の販売が好調だったのが大きな要因。また、『ヴァンキッシュ ザガート』などの限定モデルも、好決算に貢献した。2017年の世界新車販売台数は、5117台。前年比は58%増と伸びた。
アストンマーティンのアンディ・パーマー社長兼CEOは、「2017年、過去最高の売上高、年間の収益性、プラスのフリーキャッシュフローを達成した。これによって、アストンマーティンの財務の立て直しが完了し、ニューモデルの導入計画とともに、事業をさらに発展させ、セカンドセンチュリープランを引き続き前進させることが可能になった」と述べている。