MotoGPのヤマハ・サテライトチーム「Monster Yamaha Tech 3」で参戦するポル・エスパルガロが、今シーズン限りでヤマハとの契約を終了することを発表。来季からファクトリー参戦するKTMへの移籍が明らかになった
2013年にMoto2王者に輝いたエスパルガロは翌年からMotoGPにステップアップし同チームに在籍。1年目から上位に食い込む走りをみせ、ルーキー・オブ・ザ・イヤーとトップ・サテライト・ライダーを獲得した。
2015年もMotoGPにフル参戦する一方で、7月末には「“コカ・コーラ ゼロ”鈴鹿8時間耐久ロードレース」に参戦。予選トップ10トライアルでは2分06秒000という驚異的なタイムを記録しポールポジションを勝ち取った。決勝でも中須賀克行、ブラッドリー・スミスとともに安定した走りを見せ、ヤマハに19年ぶりの優勝をもたらした。なお今年も鈴鹿8耐にはYAMAHA FACTORY RACING TEAMからの参戦が決まっている。
ヤマハからの契約終了発表後、KTMがエスパルガロと2017年からの契約締結を発表。2017年からファクトリー体制で臨むKTMはスミスに続いて若手有望ライダーを獲得することになった。
なおライダー総入れ替えとなるMonster Yamaha Tech 3は、来季の体制については決定次第発表するとのことだ。