BMWが1日、欧州で発表した『5シリーズ』の2011年モデルに、クラストップの環境性能を備えたエコグレードが設定される。
このモデルは、「520dエフィシエントダイナミクスエディション」。最新のクリーンディーゼルと数々の抵抗低減策によって、高い環境性能を実現した。
エンジンは、直噴2.0リットル直列4気筒ターボディーゼル。最大出力184ps、最大トルク38.7kgmを発生する。0-100km/h加速は8.2秒、最高速は231km/hの実力だ。
520dエフィシエントダイナミクスエディションには、アイドリングストップ、シフトアップインジケーター、ブレーキエネルギー回生システム、オンデマンド制御の冷却フラップ、専用ギアレシオなど、燃費向上に効果のある特別装備が採用された。
この結果、欧州複合モード燃費22.22km/リットル、CO2排出量119g/kmを実現。BMWによると、メルセデスベンツ『Eクラス』やアウディ『A6』の同等ディーゼルと比較して、最もパワフルでありながら、燃費は最大で約10%良好だという。
520dエフィシエントダイナミクスエディションは、欧州市場で今秋発売。ディーゼル人気の高い欧州では、支持を集めそうなグレードだ。