【ボルボ C70 試乗】しっとりと重厚な味わい…島崎七生人

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C70
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四角いボルボの頃から、イタリアンデザインを纏った2ドアクーペ(『262C』や『780』)はあった。その精神は、クーペとカブリオレが別々に造られた最初の『C70』を経て、2 in 1の現在の姿に。

試乗したのはその最新版、フェイスリフトモデル。先に一新された『C30』同様ヘッドランプが切れ長になり(だが形状は微妙に違う)、バンパー、グリルまわりもC70の独自性を打ち出しに。テールランプも20個のLEDと導光体を用いた新デザインを採用する。

「美しいシルエットが自慢」(ボルボ)の全体の雰囲気はこれまで通りの優雅さで、30秒ほど要するが、3分割ルーフを開ければ、華やいだ4座席カブリオレにも変身する。ソフトパッド採用のインパネも新デザイン。

セミアリニンス上げのソフトな風合いの本革シートも心地いい。2.5リットルの5気筒ターボエンジン(230ps/32.6kgm)は、悠々と十二分な動力性能を発揮。乗り心地もルーフの開閉による差が小さく、概ね、しっとりと重厚な味わいだった。

■5つ星評価
パッケージング:★★★★
インテリア/居住性:★★★★★
パワーソース:★★★★★
フットワーク:★★★★
オススメ度:★★★★★

島崎七生人|AJAJ会員/モータージャーナリスト
1958年・東京生まれ。大学卒業後、編集制作会社に9年余勤務。雑誌・単行本の編集/執筆/撮影を経験後、1991年より「GOLD CARトップ・ニューカー速報」の取材/執筆を皮切りにフリーランスとして活動を開始。以来自動車専門誌ほか、ウェブなどで執筆活動を展開、現在に至る。便宜上ジャーナリストを名乗るも、一般ユーザーの視点でクルマと接し、レポートするスタンスをとっている。

《島崎七生人》

島崎七生人

島崎七生人|AJAJ会員/モータージャーナリスト 1958年・東京生まれ。大学卒業後、編集制作会社に9年余勤務。雑誌・単行本の編集/執筆/撮影を経験後、1991年よりフリーランスとして活動を開始。以来自動車専門誌ほか、ウェブなどで執筆活動を展開、現在に至る。便宜上ジャーナリストを名乗るも、一般ユーザーの視点でクルマと接し、レポートするスタンスをとっている。

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