【ボルボ 新パワートレイン】マイルドなデュアルクラッチAT

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ボルボのエントリーモデルとして導入された「2.0e」にはデュアルクラッチ機構を持つ6ATが搭載されている。

「パワーシフト」と名づけられたこのミッションは、ゲトラグ車と共同開発されたもので、三菱の『ランサーエボリューション』やVWの「DSG」などと近い性能を持つものだ。

ボルボ・カーズ・ジャパンマーケティング部の岡田勝也さんは「このパワーシフトはMTとATのメリットが両立されているのが特長です。迅速なギヤチェンジによりトルクが途切れることはなく、さらにトルクコンバーター付きのATよりも約8%の燃費向上効果があります」

「ツインクラッチのミッションだとスポーティなフィーリングを期待される方もいますが、パワーシフトはボルボらしい穏やかさのある、スムーズな変速フィーリングに仕上げていますので、ATから乗り換えても違和感を感じることはないでしょう」とコメント。

実際に、パワーシフトが搭載された「2.0e」に乗ってみると、まさに岡田さんが言うようにボルボらしいマイルドなシフトフィールに仕上がっている。

VWのDSGだと切れ味鋭くスパッとクラッチが切れ、素早く次のギヤを捉えているが、ボルボのパワーシフトはトルコン式ATのようにスムーズにシフトチェンジが終了している。そのためシフトショックもほとんどない。

シフトレバーを横にスライドさせてマニュアル操作を行っても、そのフィーリングは変わることなく、変速の素早さよりもより騒音や振動を抑えたスムーズな変速を心がけてくれる。

一瞬のうちに変速を完了するスポーティなDSGとは好対照なフィーリングではあるが、トルコン式ATに慣れた熟年層の人ならパワーシフトのほうが心地よいと感じるだろう。デュアルクラッチでもむやみにスポーティさを追求しないあたりに、質実剛健なボルボらしいクルマ作りが窺える。

《岡島裕二》

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