カリフォルニア州シリコンバレーに本社を置く、EVスポーツカー販売などで話題のテスラ社と、カリフォルニア州知事アーノルド・シュワルツェネッガーは6月30日、合同で記者会見を行い、2010年末をメドにサンフランシスコ地域で新型EVセダンを生産する計画を発表した。
このセダンについて現時点ではデザインなど詳細は明らかにされていない。テスラ社CEOゼブ・ドローリ氏によると、「ファミリー向けのミッドサイズセダンだ。EVはニッチマーケットではないことを証明したい。将来はさらに安価なEVを生産するつもりだ」という。
テスラが現在販売しているロードスターはガソリン車なみの加速性能を持つ2シータースポーツカーで、価格は10万9000ドル。すでに今年販売分はすべて予約済みの人気ぶり。
これまで成功にこぎつけることができなかったEVビジネスだが、知事の熱心な後押しもあり、代替エネルギー企業の有望株として今後さらに注目を浴びるかもしれない。